仕事も暮らしも心地よく。犬の幼稚園がある家
DATE
- エリア
- 大阪府豊中市
- 敷地面積
- 127.40㎡(38.53坪)
- 延床面積
- 117.58㎡(35.56坪)
- 間取り
- 3LDK+SIC+ランドリースペース+フリースペース+ドッグラン
- C値
- cm²/m²
- 断熱等級
- 等級
大阪府豊中市に完成したS様邸。
自宅で「犬の幼稚園」を営むS様が家づくりで大切にしたのは、犬たちがのびのび過ごせる環境と、ご家族が心地よく暮らせる住まいを両立することでした。
以前のお住まいでは、仕事のスペースと家族の生活空間が重なり、不便を感じることも。そこで新しい住まいでは、屋外にドッグランを設け、室内のワンちゃんスペースへとつながる動線を計画。一方で、ご家族が過ごす空間とは床の高さや間取りを工夫し、犬と人、それぞれが心地よく過ごせる距離感をつくりました。
仕事の場としての使いやすさも、家族の住まいとしての心地よさもあきらめない。
犬と人がともにのびのび暮らせる、S様らしい住まいを形にしていきました。
ドッグランから、そのまま室内へ
S様邸では、敷地の一角に犬たちがのびのびと走り回れるドッグランを設けました。
建物を敷地の一方へ寄せることで屋外スペースを確保し、大きな開口を介して、「犬の幼稚園」として使用する室内のワンちゃんスペースへ直接出入りできる間取りとしています。
ドッグランの外周には、もともと敷地にあったブロックも活用。不足する部分は新たに積み直し、既存のものを活かしながら外まわりを整えました。
室内の壁面には、一緒に暮らす愛猫のためのキャットステップも設置。仕事のための空間だけでなく、S様ご家族と暮らす動物たちにも心地よい居場所をつくっています。
10cmの段差で、犬と人の空間をゆるやかに分離
ペット用スペースとLDKの間にはゲートを設け、床にも約10cmの高低差をつけています。
この段差は、犬と人の居場所を分けるだけでなく、犬の毛がLDK側へ入りにくくするための工夫でもあります。以前のお住まいで感じていた「掃除をしても犬の毛が生活空間に入り込んでしまう」という悩みを、新しい住まいの計画に活かしました。
ペット用スペースの床を下げるにあたっては、床下の換気など建物側の条件も確認。S様のご希望をもとに、施工可能な範囲を検討し、約10cmの段差に納めています。
床材には、犬が滑りにくく、傷にも配慮したS様指定のものを採用。犬たちの過ごしやすさと、ご家族の暮らしやすさの両方を考えた空間に仕上げています。
仕切るけれど、離れない。犬と人のLDK
ペット用スペースのすぐ隣には、キッチン・ダイニングが広がります。
グレーを基調としたキッチンに、ダイニングまわりにはたくさんのグリーンを取り入れたS様邸のLDK。窓辺には植物を楽しめるスペースも設け、明るく心地よい空間に仕上げています。
ペット用スペースとの間には腰壁とゲートを設置。完全に切り離すのではなく、犬たちの様子や気配を感じられる距離を保ちながら、人と犬それぞれの居場所を分けています。
仕事の場である「犬の幼稚園」と家族の生活空間が隣り合いながらも、それぞれが心地よく過ごせる距離感を考えたLDKです。
遊び場にもなる、吹き抜けのセカンドリビング
吹き抜けを見上げると、そこにはちょっと意外な遊び場が。
2階部分にはアスレチックネットを設け、お子さまが実際に上に乗って遊べるスペースに。上下階をつなぐための吹き抜けに、もうひとつ「遊ぶ場所」という役割を加えました。
さらに、ネットのまわりには床面を残し、遊び場としてはもちろん、家族が思い思いに過ごせるセカンドリビングのような場所として計画しています。
個室とは違い、吹き抜けを通して1階ともつながる開放的な空間。お子さまや友達が集まったときにも、家の中でのびのび過ごせます。
吹き抜けを空間の広がりだけで終わらせず、「遊ぶ」「くつろぐ」という役割まで持たせた、S様邸ならではの居場所です。
「ガルバを使いたい」を、外観のかたちに
外壁には、S様が希望されていたガルバリウム鋼板を採用。サイディングと組み合わせ、素材の違いを活かした外観に仕上げています。
ガルバを取り入れるにあたっては、見た目だけでなく、外壁材として施工した際の動きや特性まで考慮。そのまま貼るのではなく、納まりを調整しながら施工しました。
「この素材を使いたい」というご希望を、そのまま取り入れるだけではなく、実際の建物で美しく、無理なく形にする方法まで考える。
S様邸の外観にも、そんな素材選びと施工の工夫が活かされています。
担当者コメント
S様邸では、自宅で「犬の幼稚園」を営まれていることもあり、犬たちが過ごす場所と、ご家族の生活空間をどう心地よく共存させるかが、家づくりの大きなポイントでした。
ドッグランから室内のペットスペースへとつながる動線や、人と犬の居場所を分ける床の段差など、S様が思い描かれていた使い方を一つずつ確認しながら計画しています。
特に印象に残っているのが、ペット用スペースの床の高さです。
居住空間との間に段差をつけたいというご希望に対し、床下の換気など、建物として必要な条件を確認しながら、ご希望にできるだけ近づけられる高さを検討し、約10cmの段差を設けました。
家づくりでは、ご希望をそのまま形にするだけではなく、建物や敷地の条件、実際の使い方まで考えながら、「どうすれば実現できるか」を一緒に考えることを大切にしています。
S様邸も、犬たちにとっての過ごしやすさと、ご家族にとっての暮らしやすさ、その両方を一つずつ形にしていった住まいです。
これからこの家で、犬たちとご家族が心地よく過ごしていただけることを楽しみにしています。
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