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施工事例

面影を残し、光を迎える。既存の個性を活かしたリフォーム

面影を残し、光を迎える。既存の個性を活かしたリフォーム

DATE

エリア
兵庫県宝塚市
完成年月
2026年2月
間取り
4LDK+吹抜+書斎

I様が購入された中古住宅を、住まいがもともと持っていた形や雰囲気を活かしながらリノベーションしました。

濃い木色の階段やアーチ、暖炉、床の段差など、以前からこの家にあったものは残しながら、ご希望に合わせて新しい要素を加えています。

その中でも大きなご要望のひとつが、「明るく、光を取り入れたい」ということ。2階の和室だった場所を吹き抜けへと変え、上下階へ光が届く空間をつくりました。

もともとの良さを受け継ぐところと、新しく生まれ変わらせるところ。I様と一緒に一つずつ見極めながら完成した住まいをご紹介します。

和室だった場所を、光を取り込む吹き抜けへ

I様からいただいたご要望のひとつが、「明るく、光を入れたい」というものでした。

その思いを形にするため、大きく変えたのがリビング上部です。もともと2階にあった和室をなくし、1階と2階をつなぐ吹き抜けへ。上部の窓から光が入り、縦へ大きく広がる空間になりました。

ただ大きな吹き抜けをつくるのではなく、もともとの建物の形や構造を活かしながら、どこまで開くかを検討。既存住宅の良さを残しつつ、I様が望まれていた明るさと開放感を取り入れる形を探りました。

既存の階段とアーチを、そのまま次の住まいへ

今回のリノベーションでは、新しくすることだけではなく、この家にもともとあるものをどう活かすかも大切にしました。

濃い木色の階段や手すり、アーチ状の開口も、以前の住まいから受け継いだものです。
I様と一緒に「残すもの」「新しくするもの」を一つずつ確認しながら、既存の形を活かして壁紙や床、下地の補修など細やかに仕上げていきました。

新しいものだけが目立つのでも、既存部分だけが取り残されるのでもなく、以前からあったものが新しい空間にも自然になじむように仕上げています。

暖炉も段差も残して。もとの面影を活かしたリビング

リビングにある暖炉も、今回新しく設置したものではなく、以前からこのお家にあったものです。

床が一段下がったリビングも、もともとの間取りを活かしたもの。 すべてをフラットにつくり直すのではなく、その高低差も住まいの個性として残しました。

一方、以前は家具や間仕切りがあった場所には、新たに造作棚を設けています。本や植物、小物などを置ける場所をつくりながら、空間を完全に仕切らない高さにすることで空間にゆとりを持たせました。 もともとの段差によるメリハリを残しつつ、隣り合う空間まで視線がつながるリビングになっています。

既存の広さに合わせて選んだ、ゆとりのL型キッチン

リノベーションを機に、キッチンもこの住まいのスケールに合わせて新しく整えました。

今回購入された中古住宅には、リノベーション前からゆとりのあるキッチンスペースが確保されていました。その広さを活かしながら、使いやすさも考えて選んだのが、 大きなL型キッチンです。

シンク側から作業スペース、コンロ側へとL字につながり、その流れの中にオーブンや食洗機も設置。広い空間の中に設備を点在させるのではなく、調理の動きに沿ってひと続きに使えるキッチンとして計画しています。

もともとあった空間のゆとりを活かしながら、I様のこれからの暮らしに合わせて使いやすく整えました。

担当者コメント

I様邸では、階段やアーチ、暖炉、床の段差など、もともとこの家が持っていた雰囲気をできるだけ活かしながら、今の暮らしに合う住まいへと整えていきました。

リノベーションは、すべてを新しくすることが必ずしも正解ではありません。今あるものの良さを見つけて、残すものと変えるものを一つずつ見極めていく。そこに、リノベーションならではの面白さがあると私は思っています。

今回は、I様ご自身のセンスもとても素敵で、既存の階段や暖炉と、新しくつくった吹き抜けやキッチンが自然になじみ、もともとそこにあったかのような空間に仕上がりました。

以前からこの家が持っていた面影を残しながら、I様らしい新しい暮らしが重なっていく。そんな住まいになったことが、とても印象に残っています。

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